コレステロールが低いシフォンケーキを選ぶ

 管理栄養士のmarinaです。コレステロールが低いシフォンケーキを選ぶという文書を見つけて、なんのことだろうか・・と思いました。実際にこれはネットで検索すると出てくる文書ですが、これだけ読むとなんのことだかよく分かりません。

 LDLコレステロールのことから話すと、LDLコレステロールは体内にある脂質のひとつです。一般に悪玉コレステロールと呼ばれており、血液中に増えすぎると血管壁に溜まってしまい、蓄積していくと血管が細くなり血栓ができて動脈硬化を進行させます。この動脈硬化は心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの疾患を誘発させるため、多くならないように注意が必要です。動脈硬化の発症予防として、適正体重や生活習慣を整えることが必要になります。食事では、動物性脂肪を抑え、食物繊維の摂取も効果的です。

 さて、本題のシフォンケーキですが、これはインターネットでは「バターの多いタルトやパイより、 ふわふわのスポンジケーキや、シフォンケーキを選ぶ。」という表記を見かけました。LDLコレステロールが多く含まれる動物性脂肪はバターや生クリームにも多く含まれています。そういった食材を摂取する量が減るため、シフォンケーキを選ぶという記載がありました。

 個人的な意見として、確かにコレステロール摂取量が減るかもしれないけど、あんまり肯定はできないなあなんて思ってしまいました。シフォンケーキもそれなりに脂質量が含まれているはずです。洋菓子を減らす方が効果的なのではないかなあ、なんて思いました。どうしても洋菓子を食べたい!という人には良いかもしれませんが。それではこの辺で(; ・`д・´)