副鼻腔炎とは
管理栄養士のmarinaです。暖かい日が続いていますね。GWがあけたこの1週間はなんだかいつもより時間が長く感じられました。保健指導で副鼻腔炎の治療をしていた方とお会いしたので調べてみました。一言で表すと、副鼻腔を覆っている粘膜が何らかの原因で炎症を起こしている病気のことです。
副鼻腔は鼻の周辺にある空洞のことを指します。この副鼻腔を覆っている粘膜は、喉や鼻の粘膜と同じく粘液を分泌し、線毛という構造を持ちます。線毛は細菌やウイルスなどの異物を体外へ排出するため、副鼻腔内に異物が侵入しても、副鼻腔内はほぼ無菌状態に保つことが出来ます。
しかし、粘膜の炎症によって線毛のはたらきが悪くなる等の異常があると、副鼻腔内の異物や粘液が正常に排出できず、副鼻腔内に分泌物がたまります。このような状態が副鼻腔炎であり、副鼻腔に液体が貯留することでさまざまな不快症状を引き起こします。
副鼻腔炎の一般的な症状は、鼻汁、鼻閉、後鼻漏(鼻汁が喉の奥に流れること)、頭重感、顔面の痛みや圧迫感、嗅覚障害などさまざまなものがあります。副鼻腔炎の多くは軽い症状のみですが、炎症が脳内や目に波及すると、脳や目に膿がたまったり、髄膜炎や海綿静脈洞血栓症などの重篤な合併症を引き起こしたりすることもあります。
多くは、投薬治療やネブライザー療法などの保存的治療によって改善します。急性の場合には、抗菌薬や鼻の炎症を抑える点鼻薬などが使用されます。保存的治療で効果がない場合には、手術が行われることがあります。副鼻腔内の異常がある粘膜の除去や、各副鼻腔の隔壁を開放する内視鏡下鼻副鼻腔手術が主流です。そのほかにも、解剖学的な異常を改善したり、ポリープを取り除く手術が行われたりすることもあります。それではこの辺で('_’)
参考
・メディカルノート 副鼻腔炎
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