たばこは食後が美味しい
管理栄養士のmarinaです。保健指導でお会いした方が、たばこが一番美味しいのは食後だという話をしていました。私自身はたばこを全く吸わないため「そうなんだ~」なんて感心してしまいました。
たばこは繰り返し吸っていると、脳の中にニコチン受容体というものができてきます。たばこを吸うと血液中のニコチン濃度が急激に上がり、ニコチン受容体がニコチンを受け取って、脳内に心地よさを感じる物質ドーパミンを出します。それが「おいしい」と感じる原因となります。そのため、実はたばこ自体が本当においしいわけではありません。
それから、血中のニコチン濃度が下がってくると、今度は不快な気分を感じて落ち着きがない、集中力が落ちる、イライラするといった状態になってしまいます。これがニコチンの離脱症状です。たばこを吸ってニコチンが供給されると、そのイライラやストレスが解消されるので、たばこを吸えばストレス解消できる、リラックスできると感じてしまうのです。この状態は、たばこでリラックスできているのではなくて、むしろたばこを吸うことでリラックスできない状態やストレスを作り出していると言えるのです。
食後が特に「おいしい」と感じる理由は、タバコに含まれるペリラルチンという甘味成分によるものです。ぺリラルチンは、アオシソの精油成分でショ糖の約2000倍の甘味を持ち、現在は使用が禁止されている(?)というコメントがあったため、事実はよく分かりませんが・・・。煙草には甘いと感じる成分が含まれているようです。食後は口の中に唾液や油分が多いため、他の時の喫煙と比べると苦味が薄れて甘味を強く感じるため、食後の喫煙は特に美味しいと感じるようです。それではこの辺で('_’)
参考
・たばこって何故うまい?
・yahoo知恵袋 よく食後の一服といいますが、何故食後にタバコを吸いたくなるのですか?
・雑学の小部屋 食後の一服
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