ばね指とは

 管理栄養士のmarinaです。今日で3月も最後になりました。あっという間ですね、明日からは新しい場所でご活躍される方もいらっしゃることでしょう。さて、保健指導でお会いした方の中に『ばね指』の治療をしている方がいらっしゃいました。せっかくの機会のため調べてみることにしました。

 ウェブを見てみると専門的な内容が多くて、言っていることは何となくわかるけれど分かりにくい・・・と感じてしまいました。一番かみ砕いてるかな・・と、思われるウェブからの情報を抜粋します。
 「ばね指」は、指の曲げ伸ばしの際の動きが悪かったり痛んだりする疾患です。手のひら側の指のつけ根の腱の通り道に「腱鞘」があります。これは腱が浮き上がらないようにするベルトのような役割で、指をスムーズに動かせる構造になっています。この腱鞘と腱の間で炎症が起こると、指の動きのスムーズさが失われます。
 イメージ図があると分かりやすいかもしれませんね・・指を動かす部分で炎症が起きると上手く動かなくなるという事ですね。

 「ばね指」と呼ばれる理由は、スムーズさが失われた部分を通過した時に急に指が伸びる「ばね現象」が起こるためです。症状としては「折り曲げた指を、もう片方の手で伸ばさないと伸ばしにくくなる」「指に腫脹や熱感、押さえた時や動かしたときに痛みが出現する」等です。最初のうちは手のひら側に痛みが出るだけですが、症状が進行すると「ばね現象」が出現し、さらに進むと自力では指の曲げ伸ばしがまったくできなくなり、日常生活にも影響が出てきます。
 動かしにくさにも特徴があるという事ですね。更年期や妊娠・出産後の女性はホルモンバランスが変化するため腱や腱鞘が弱くなっており、スポーツを行っている人や主婦等の手を使う機会が多い人がなりやすいようです。

 治療は「保存療法」と「手術療法」の2つに分かれます。保存療法は、指を安静にすることや、安静が難しい方には装具療法を行います。炎症を抑えるためのステロイド注射も行うことがありますが、その反面繰り返し行うと副作用も出るため頻繁にはできません。しかし、安静にしすぎるより程よく動かすように書いている文面を見つけたので、症状によって医師の指示が異なるのかもしれません。手術療法は、痛みの原因となっている腱鞘の一部分を切り離すことで腱の動きをスムーズにします。
 ばね指は放置すると進行してしまう可能性もあるため、早めに受診し適切な治療を選択することが大事ですね。それではこの辺で(__)
 

参考
・医療法人社団 瑞鳳会松岡整形外科・内科リハビリテーション ばね指