中心性漿液性脈絡網膜症とは
管理栄養士のmarinaです。やっと現在に追いつきました・・保健指導の中で出会った病名の解説です。眼底検査で再検査になった方が受けた診断が「中心性漿液性脈絡網膜症」でした。ひとことで言うと、網膜の中心にある黄斑(物を視認する細胞が集まっている部分)に網膜剥離を生じる疾患だそうです。
この病気は、網膜の外側にある脈絡膜(目に栄養を供給している組織)の機能が低下して、血液の成分が漏れ出してしまうことで発症するようです。この脈絡膜の機能が低下する原因は不明で、ストレスが関わっていると考えられています(過労や睡眠不足、ストレスが重なっているとき発病しやすいという傾向がある)。そのほかにも、妊娠時に発症するケースや副腎皮質ステロイド薬の副作用が原因で発症することもあります。
基本的には、何もしなくても、3〜6ヶ月ほどすれば自然治癒することが多いため、まず経過を観察します。慢性化したり再発を繰り返したりする場合には、網膜光凝固術というレーザー治療や内服薬による治療を行う場合うがあります。経過が長引いたままそのまま放置してしまうと、視力が回復しない可能性もあるため視力が改善しなかったりする場合があります。
参考
・ドクターズ・ファイル TOP>眼の病気一覧>中心性漿液性脈絡網膜症
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