体脂肪の「質」が代謝異常に影響する

 管理栄養士のmarinaです。最近、ブログのお問合せから広告が入りますが・・こういうことも地道に仕事として行っている方もいらっしゃるんですね。。。さて、自分で拾ってきた記事をツイートした内容について、補足します。こちらは、糖尿病ネットワークさんの記事です。いつも最新の情報や記事が載っているため、勉強になるなと思って読んでいます。



 『日本人をはじめとしたアジア人では、太っていなくても2型糖尿病などの生活習慣病になってしまう人が多いが、そのメカニズムはよく分かっていなかった。今回の研究成果により、そのメカニズムが解明された。』

 という言葉と一緒に・・・

 『脂肪組織の「質」の指標となる「脂肪貯蔵機能」や「アディポネクチン濃度」の低さが、インスリン抵抗性、高中性脂肪血症、肝脂肪蓄積などの代謝異常の本質的な原因であることを明らかにした。』



 と、載っていました。つまり、体重が正常であっても、代謝異常を予防・治療するために、脂肪組織の「質」に着目した取り組みが必要であることが明らかになったという事です。この路線で議論が深まると、どんな変化が起きるでしょうか。現在の保健指導対象者の選定基準は、内臓脂肪に着目して腹囲やBMIといった数値から判断して保健指導対象者を選定していました。しかし、将来的には脂肪の質に着目した新たな基準に変わるかもしれません。
 その脂肪の質は、いかにして測定するのか・・・未来の研究に任せましょう。それではこの辺で(=゚ω゚)ノ