動脈硬化指数について⑤
管理栄養士のmarinaです。引き続き動脈硬化についての検査方法を調べてみました。先日挙げた内容は以下の検査方法です。
●体の外から動脈硬化を観察する:頸動脈(けいどうみゃく)エコー、眼底検査、CT、MRI など
●カテーテルを血管に挿入して行う:冠動脈造影、血管内超音波、OCT など
●血流や血管の硬さを調べる:ABI baPWV など
冠動脈造影で血管が細くなっていることがわかった場合は、プラークの状態を調べるための血管内超音波検査を行います。血管内超音波検査はカテーテルを冠動脈の中まで挿入して行います。カテーテルの先端から超音波を発生させ、血管を輪切りにして血管内のプラーク自体を観察しています。動脈硬化があれば画像の濃淡が変化し、動脈硬化の血管ではプラークによって内腔が狭くなっています。
検査データを解析するとプラークの成分までわかり、コレステロールなどの脂質が多いと破れやすく、心筋梗塞を起こす危険性が特に高いと考えられます。
OCT検査はOptical Coherence Tomography(光干渉断層計)の略で、目の多くの細かな血管も観察できます。血管内にカテーテルを挿入し、近赤外線を使い顕微鏡並みの精度で血管を観察できます。動脈硬化を起こした血管のプラークに含まれる脂質の成分は暗く描き出されます。線維性の成分は明るく描き出されますが、プラークを覆う線維性の膜が非常に薄くなっているプラークは破れやすく、心筋梗塞を起こす危険性が特に高いと考えられます。
参考:NHKトップ>NHK健康トップ>病名・症状から探す>動脈硬化>動脈硬化のセルフチェック>動脈硬化をチェック・診断する検査(健康診断・最新の検査方法)
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