動脈硬化指数について④

 管理栄養士のmarinaです。引き続き動脈硬化についての検査方法を調べてみました。先日挙げた内容は以下の検査方法です。

●体の外から動脈硬化を観察する:頸動脈(けいどうみゃく)エコー、眼底検査、CT、MRI など
●カテーテルを血管に挿入して行う:冠動脈造影、血管内超音波、OCT など
●血流や血管の硬さを調べる:ABI baPWV など

 CT検査やMRI検査は、頸動脈のエコー検査でリスクが高いとわかった場合に行うことが多い検査です。CT検査では、装置の丸い穴の中を体が通過するときにX線が体の断面を撮影します。手から造影剤を注射して行います。冠動脈(心臓の血管)のほか腹部の大動脈や脚の動脈も一緒に観察できます。冠動脈が動脈硬化で狭くなっていれば、かなり確実に発見できます。例えば、大動脈にこぶがあることや脚の動脈は狭くなっていること、カルシウムが沈着して石灰化していることがわかったりします。

 MRI検査は、CTと同じような装置を使いますが、X線ではなく磁気を当てます。MRIのなかでも血管を目立たせるMRAという手法では、血液が流れているところが白く描き出されます。凸凹していることに加えて、脳梗塞を起こして血流が完全に途絶えていることがわかります。こうした、脳梗塞にいたる前の、血流が少し低下している段階でも発見できます。

参考:NHKトップ>NHK健康トップ>病名・症状から探す>動脈硬化>動脈硬化のセルフチェック>動脈硬化をチェック・診断する検査(健康診断・最新の検査方法)