動脈硬化指数について③

 管理栄養士のmarinaです。動脈硬化の指数について、血液検査のデータを使って計算する方法を調べました。しかし、実際に動脈硬化の可能性がある場合は心臓や脳、下肢などへの影響の程度を知るため、以下のような検査が行われます。

●体の外から動脈硬化を観察する:頸動脈(けいどうみゃく)エコー、眼底検査、CT、MRI など
●カテーテルを血管に挿入して行う:冠動脈造影、血管内超音波、OCT など
●血流や血管の硬さを調べる:ABI baPWV など

 これらの検査によって、どこにどの程度の動脈硬化が起こっているのかを知ることができます。

 頸動脈(けいどうみゃく)エコーは、首にゼリーを塗って器具を密着させて頸動脈を観察します。アテローム動脈硬化が進んでいると、「プラーク(コレステロールによってできた塊)」と呼ばれる隆起ができ、動脈が狭くなっている様子が確認できます。血管を観察する検査としては最も簡単で、医療機関の動脈硬化の検査では多くの場合、最初に行います。

 眼底検査は、目の網膜の状態を調べることができる検査です。目の網膜を映して、動脈を直接見ることができます。動脈硬化が進行している網膜の動脈は、血管の中央が白く輝いて見えます。

参考:NHKトップ>NHK健康トップ>病名・症状から探す>動脈硬化>動脈硬化のセルフチェック>動脈硬化をチェック・診断する検査(健康診断・最新の検査方法)