B型肝炎ワクチン追加摂取プログラム
管理栄養士のmarinaです。日本赤十字社からの依頼で、表題のプログラムに参加してきました。11月頃ですかね、献血の血液検査でB型肝炎ウィルスの感染を防ぐたんぱく質(抗体)があることが確認できたため~という文書が届きました。
その内容としては、このB型肝炎ウィルスの感染を防ぐ抗体を多く含む血液からB型肝炎感染を防ぐ医薬品(免疫グロブリン製剤)が作られますが、その原料となる血液の約96%は輸入に頼っている現状です。
この医薬品を国内自給するため、B型肝炎の抗体を持つ方にワクチンを追加摂取して、抗体を高めた血液を献血によって集める事業を国から日本赤十字社が受託しています。この医薬品は、B型肝炎の母親から生まれた子どもやB形肝炎の患者に使用したハリを誤って刺してしまった医療従事者への感染予防、B型肝炎の患者の肝臓移植術後の再発防止等に広く使われています。
方法としては、献血ルーム等でB型肝炎ワクチンを接種し、体内の抗体産生が最も上昇するワクチン接種後2~4週間の間に成分献血に協力します。このB型肝炎ワクチンは摂取後に徐々に減少していくため、自身の体内での抗体量を増やすためにも有効です。という訳で、事業への協力と自身の抗体増加にも繋がる一石二鳥のプログラムでした。それではこの辺で( ˘ω˘ )
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