心電図検査について⑧

2021-01-11

 管理栄養士のmarinaです。タラタラと心室頻拍について書いていましたが、現時点では自覚症状が全くありません。心室頻拍が長時間続くようになると動悸や息切れを自覚するようになるようです。さらに長く続くとめまいやふらつき、失神を起こすことがあります。

 治療の必要性がある場合には、薬物治療(β遮断薬など) 、非薬物治療(カテーテルアブレーション、植込み型除細動器など)がとられることになります。
 カテーテルアブレーションでは、心臓に入れた細い管(カテーテル)の先から心臓の筋肉の一部に高周波電流を流し、心室頻拍の原因となっている電気の通り道を焼き切ります。
 植え込み型除細動器とは、自動的に蘇生できる機器(いわゆるペースメーカー)です。失神や死に至る危険性を伴う心室頻拍はいつ生じるか予測できません。また近年では、致死的な不整脈に対して効果があるAEDと呼ばれる機械が設置されている場所も増えてきていますが、必ずしもタイムリーに使用できるとは限りません。こうした状況を考慮して、危険性の高い心室頻拍を発症するリスクのある方に対して植込み型除細動器を適応し、未然に突然死を予防する対策をします。

 どのような治療法になるのか、あるいは経過観察になるか、今後の診断がドキドキですね・・・。