代謝アップシリーズ『入浴』②

 管理栄養士のmarinaです。湯船に浸かるときのポイントを解説します。保健指導でも聞かれてうやむやに答えていましたので・・・これを機に勉強します。

1.温度 

 ずばり、40℃がよいでしょう。40℃までのぬるいお湯にゆっくりと浸かると、副交感神経にスイッチを切り替えることができます。ですが、お風呂の40℃は人によって「すこしぬるいかな」と感じる温度設定かもしれません。保健指導でも42℃位に浸かるという声も聴きます。
 しかし、この温度の利点は幅広い年齢層・体力層にとって低リスクということです。のぼせる等の体調不良を起こしにくいという安全面や、10~15分くらいの入浴時間でも十分に体が温まるので血液の流れもよくなり、疲労回復やリフレッシュ、体の痛みの改善につながります。

2.浸かり方

 因みに。半身浴より全身浴のほうが健康効果は高いので、しっかり肩まで浸かることが大切です。静水圧と浮力の作用により、体の隅々にまで血液を送ることができますし、温熱効果もアップします。(静水圧は、静止した水の中に働く力のことで、水の重さによって生じる圧力を指すようです。詳しいことはよく分かりません・・・(;´Д`))
 注意点は2つあります。1つ目は、いきなり浴槽に浸からないことです。まずかけ湯でお湯に体を慣らしましょう。そして2つ目は、心臓や呼吸器に疾患のある方は、予め主治医に相談しておくことです。肩までお湯に浸かると息苦しく感じる人は無理せず半身浴にしましょう。

参考:「シャワーしか浴びない人」が損している理由 温泉療法専門医が考えた「疲れをとる入浴法」