検査シリーズ『腫瘍マーカー』①

 管理栄養士のmarinaです。最近は映画やドラマ化された原作本を読むことにはまっています。本日から主要マーカーについて取り上げます。保健指導でも再検査指示を受ける方が居ますが、いまいちわかっていないため調べてみました。

 腫瘍マーカーというのは、腫瘍ができたときに血液中に分泌されることがある、特徴的な物質です。つまり、がん細胞から微量な蛋白質が分泌された物質のことです。早期がんなど腫瘍が小さい場合は数値に反映されないようですが、以前に比べるとその精度が上がってきているようです。
 画像診断と組み合わせることで、大腸・膵臓・肺・胃・肝臓・前立腺・子宮・卵巣などのがん発見に有用です。

 値が高いからといって必ずしもがんとは限らず、あくまでもがんの診断は画像(X線写真や超音波の写真など)と組織の一部を切除した結果を病理学的に検査する(組織を染めて悪性の顔つきをしているか調べる)ことによって行うのが一般的だそうです。