服薬シリーズ『高血圧』②
管理栄養士のmarinaです。降圧剤の中身を詳しく見てみます。まずは『カルシウム拮抗薬』です。動脈の血管壁にカルシウムイオンが多く流れ込んでしまうと血管が収縮してしまうため、高血圧を招きやすくなります。そうした働きを抑え、血管を拡張させる作用を持つものです。
カルシウム拮抗剤を服用中に歯の治療を行う場合には、必ず担当医に伝えるようにしましょう。理由は、歯肉が厚くなったり、膨張したりするリスクも示唆されているためです。中には、グレープフルーツを一緒に飲むと薬の効果が強くなってしまい、副作用が出やすくなるものもあります。(これは、国家試験にも出ましたね)
もうひとつは『ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)』です。高血圧の原因のひとつが、血圧を上昇させる「アンジオテンシン」というホルモンの影響があります。そうした物質が作られないように働くのがこちらです。
主な副作用は空咳です。まれに、血管神経性のむくみにより呼吸困難が起こる場合があります。糖尿病治療薬であるDPP-4阻害薬との併用時には、とくに注意が必要です。と、記載がありましたがDPP-4阻害薬との併用で注意が必要な理由は何故でしょうか??こちらの作用はインスリンを増やして、グルカゴンを減らす作用でしたが・・・ちょっと不明でした。
参考
・医学ボランティア会 【高血圧の治療薬・降圧剤について】種類・値段・副作用のまとめ
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