服薬シリーズ『糖尿病』⑦

2020-11-22

 管理栄養士のmarinaです。保健指導の中でも、服薬について知識が必要だなと思ってきたので、簡単ですがまとめてみます。

 インスリンの場合は、経口血糖薬と違って保管方法(特に温度は1~30℃で保管)に注意が必要になります。インスリンはたんぱく質と同じくアミノ酸で構成されていますが、肉を加熱すると焼き目が出来て元に戻らないのと同じように、インスリンも壊れてしまうと期待される効き目が得られなくなります。

① 日光や高温に注意
車内に放置すると高温になってしまうため持ち歩きます。長時間炎天下にいる場合は、タオルにインスリン製剤を包んで保冷剤と一緒に持ち歩く等の工夫が必要です。

② 凍結に注意
飛行機に乗るときは手荷物に入れて運びます。貨物室は氷点下になる恐れがあり、寒冷地でも長時間屋外にいるときはタオルにインスリン製剤を包む等工夫が必要です。

③ 未使用のインスリン製剤は冷蔵庫に保管
凍結を避けるため、冷却風のあたらないドアポケットに外箱のまま箱を横にして保管しましょう。凍結すると使えなくなってしまいますので注意です。

ほかにも細かい注意はありますが、代表的なものだけ記載しておきます。

参考 
糖尿病リソースガイド
糖尿病サイト