疾患管理シリーズ『腎のう胞』②
管理栄養士のmarinaです。保健指導をしている中で、たまに『腎のう胞』の指摘がある方がいらっしゃいます。その原因はよくわかっておらず、年齢とともに多くの人に発生し、エコー検査やCT検査の際に偶然に発見されます。
腎嚢胞が多発するタイプのものでは、遺伝が関係しているものもあり家族性に発生します。常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)という名前で、両側の腎臓に嚢胞(液体のつまった袋)ができ、 それらが年齢とともに増えて大きくなっていく病気です。嚢胞が増えて大きくなると、 腎機能が低下していきます。 腎臓は、血液中の老廃物や水分をろ過したり、排泄する働きがあります。その働きが低下すると、腎臓以外の臓器にも障害(合併症)が生じる全身の病気と考えられています。
参考
・兵庫医科大学病院 腎・透析内科 常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)について
・ときわ会グループ すこやかコラム 腎嚢胞(じんのうほう)
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