保健指導活用テクニック『行動経済学』②
管理栄養士のmarinaです。行動経済学を学ぶと、日常の中でもこうした理論によって行動を選ばされていることが分かります。本日は『フレーミング効果』を取り上げます。
フレーミング効果とは、数字データの見せ方など判断に利用する「フレーム」を変えて、人の心理に働きかけるものです。要は同じ内容でも、言い方を変えるということです。
A「体重が減っていない」 B「体重はまだ減っていない、維持している」
保健指導で出てくるのは、こんな感じですかね・・・違っていたらすみません。Aの言葉はマイナスイメージで、減量行動をとっているのに体重が減っていないという感じです。Bの言葉はプラスイメージで、まだ減っていないがこれから減るかもしれないという感じです。
こうしたフレーミング効果を利用することで、対象者の意欲を高めることができます。逆に、言い方を変えるとモチベーションを下げてしまうかもしれないため、気をつけましょう。それではこの辺で。
・参考 BRAVE ANSWER 行動経済学とは?意味や具体例は?従来の経済学との違いは?
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