疾患管理シリーズ『蜂窩織炎』⑤
管理栄養士のmarinaです。蜂窩織炎になった場合の予後(軽かの見通し)について解説します。
ほとんどの蜂窩織炎は抗菌薬療法で速やかに回復します。ときに膿瘍が生じる場合もあります。重篤ではあるもののまれな合併症として、組織を急速に破壊する重度の皮膚感染症(皮膚の壊死性感染症)や細菌の血流中への拡大(菌血症)などがあります。蜂窩織炎が同じ部位(特に脚)に繰り返し発生すると、リンパ管が損傷してしまい、その部分の組織がずっと腫れたままになってしまうこともあります。
シンプルではありますが、繰り返し罹患しない方が良いようですね。そのためにも、治療が開始された時にはしっかり服薬を行ったり、通院にて経過を観察していくことが重要です。血液で起こっている攻防は目で分からないため、睡眠や食事等の休養をしっかりとって、からだを休める事でも菌に打ち勝つ期待が出来るかもしれませんね。
参考:MSDマニュアル 家庭版/蜂窩織炎
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