疾患管理シリーズ『蜂窩織炎』②
管理栄養士のmarinaです。蜂窩織炎は、皮膚とそのすぐ下の組織に生じる、広がりやすい細菌感染症と記載しましたが、キッカケは傷口からの感染が主な原因です。
細菌は通常、ひっかき傷、刺し傷、手術、熱傷(やけど)、真菌感染症(みずむしなど)、皮膚の病気などによって皮膚にできた小さな開口部から侵入してきます。体液がたまって皮膚が腫れた(浮腫)部分は、特に感染を起こしやすい状態にあります。しかし、蜂窩織炎は明らかな傷のない正常な皮膚にも起こることがあります。
明らかな傷の無い正常な皮膚、というと・・・要は気付かないうちに症状が出ているということになるかと思います。小さな開口部からの侵入となると、自分自身が自覚していない大きさの傷口なのでしょう。保健指導の中でもたまに聞きますが、原因はかさぶたが剥がれた時という原因も聞いたことがあります。
参考:MSDマニュアル 家庭版/蜂窩織炎
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