疾患管理シリーズ『睡眠』③
管理栄養士のmarinaです。秋を通りこして寒い。いや、今が秋というべきなのでしょうか。寒いのはどうも苦手なんですよね~暑い方がまだ耐えられます。
睡眠関連の用語のひとつに「ソーシャル・ジェットラグ」があります。こちらは、休日2日間の朝寝坊で生じる体内リズムの乱れを指しています。この言葉が出来て僅か10年と言われているようですが、休日の遅起きは心身の健康状態に様々な影響を及ぼすことが、数多くの研究で指摘されています。
例えば、ソーシャル・ジェットラグ時間が長くなるほどBMIが高くなるという相関があることを報告しました。更に、学生についてもソーシャル・ジェットラグ時間が長いひとほど、講義を受けたあとに受ける習熟度テストの成績が悪いという関連がみられました。
更に、休日明けの月曜日に体調がすぐれず憂うつな気持ちになる「ブルーマンデー」の要因にもなっているようです。脳卒中の疫学研究によると、年齢や性別にかかわらず、脳梗塞の発現が月曜に有意に多いという結果も出ています。自殺件数についても、男性では月曜の自殺のリスクが、1番少ない日曜の約1.5倍と高いようです。
参考 大塚製薬株式会社 睡眠リズムラボ
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