疾患管理シリーズ『睡眠』②

 管理栄養士のmarinaです。本日の保健指導で、さっそく睡眠の支援が出来ました。機能の動画配信した内容がそのまんま役に立って、個人的に嬉しくて、こっそりにやけました(笑)
 体内時計の“時刻合わせ”をする、最も影響力の大きな因子は光です。夜遅くまで起きてずっと明るい環境に身をおいていたり、朝遅い時間まで寝て太陽の光を浴びる時間が遅れてしまうと、体内リズムは乱れてしまいます。

 夜勤の方の場合は朝方に眠ることがあると思いますが、朝に太陽が出ても光を通さない遮光カーテン1枚で部屋の中に“夜”を作り出すことが簡単に出来ます。

 昼・夜といった外の環境と体内リズムを調整する作用をもつもので、一番強い影響は光の刺激とされていますが、食事も体内リズムを調整する作用を持ちます。脳内の視交叉上核にある体内時計は「主時計」とも呼ばれ、朝浴びる太陽の光によって調整され、そこから体全体のリズムを整えます。心臓や肝臓、腎臓など、あらゆる臓器にも固有の時計「末梢時計」が備わっており、これらを効率よくリセットするには食事、特に栄養バランスの整った朝食の刺激が良いといわれています。
 朝食を食べる時間が無い方やその習慣がないという方は、まずは牛乳やバナナ等少しでも体内にエネルギーを入れることが大切です。

 参考 大塚製薬株式会社 睡眠リズムラボ