疾患管理シリーズ『貧血』③
管理栄養士のmarinaです。今日で9月も終わりですね。あっという間で速かったです。今が丁度良いですね。過ごしやすくて、1年の中で一番好きな季節です。
さて、貧血についての続きです。鉄が失われるほかにも、貧血になる原因があります。その一つが、胃の壁細胞から分泌される内因子が欠如することで、ビタミンB12と葉酸の吸収が障害されて起こる貧血です。これが、巨赤芽性貧血です。別名、悪性貧血とも呼ばれるものです。
ビタミンB12や葉酸が不足することで、DNA合成が障害され核の成熟障害をきたし、巨大で未成熟な巨赤芽球のまま赤血球に成らずに終わってしまい、赤血球としての酸素運搬能力が無い状態になります。萎縮性胃炎や胃を切除した方では、ビタミンB12が吸収されなかったり、妊婦や炎症がある方では葉酸の吸収が悪く、この病気が起こりやすいと言われています。
ビタミンや養蚕が不足して起こる、DNA合成障害は全身で起こるため、貧血以外にも多彩な症状を呈するようです。貧血の症状としては、動悸、息切れ、易疲労感です。そのほかには、消火器症状として胃では萎縮性胃炎等がみられ、神経症状として味覚障害等が現れます。治療は、注射か内服で不足した栄養素を補給すれば改善します。
それではこの辺で(´っ・ω・)っ
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