疾患管理シリーズ『貧血』①
管理栄養士のmarinaです。先日、電車内で調子が悪くなった原因を考えた時、ふと思ったのが貧血でした。調子が悪くなった時の症状が、気持ち悪さや酸素が体に巡っていない感じがしていました・・・と、いうことで今回は貧血について取り上げます。
どこかで聞いた事があるかと思いますが、血液は次の4つから構成されています。それが、赤血球、白血球、血小板、血漿です。そのうちの赤血球には、主にヘモグロビンと呼ばれるたんぱく質が多く含まれています。これは、鉄を含む「ヘム」という色素と、たんぱく質でできている「グロビン」からできています。これが合わさってヘモグロビンです。血液検査のデータには、Hbと省略して書かれていることが多いかと思います。このうち「ヘム」は酸素と結びつく力が強く、全身に酸素をいきわたらせる大切な役割を担っています。血液が赤いのもこのヘムが赤色素を持っているからです。
血液中のヘモグロビンの正常な値は、成人男性の場合は13.0~16.6g/dL、成人女性の場合は11.4~14.6g/dLです。献血の実施可否の判定にも、このヘモグロビンの数値が使われています。それではこの辺で。
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