疾患管理シリーズ『急性期脳梗塞』③
管理栄養士のmarinaです。とても寒くなりました。涼しいを通りこして寒くかんじますね。急な温度差で体調管理にお気を付けください。さて、急性期の脳梗塞を発症した時に、治療をする方法は大きく2つあります。ひとつは血栓溶解療法、もうひとつは血管内治療です。次はこちらの治療について解説します。
【血栓溶解療法(t-PA静注療法)】
難しい感じが染み出ています。漢字変換が全然できませんでした(笑)
内容は、血の塊を溶かす(t-PA)を静脈から点滴して、血栓を溶かして血流を回復させる治療法です。脳梗塞の発症から4.5時間まで受けることができます。副作用として、脳や消化管内に出血を起こすことがあり、出血リスクの高い方には使えません。
【血管内治療】
毛血管内に細い管(カテーテル)を入れ、血栓を取り出して血流を回復させる治療法です。これが、カテーテルを挿入するのが太ももの動脈からで、血栓がつまった部位まで誘導して専用の機器を用いて血栓を除去します。血栓を回収する機器には、血栓を絡めて回収するステント型と、掃除機のように吸い取って回収する吸引型があります。
治療の模擬動画を見ましたが、よく血栓がある場所まで長い距離をえんやこら移動できるよな・・・って感心してしまいました。太ももから頭まで移動させるなんて。
合併症として、頭蓋内出血や血管損傷等が起こることがあります。
それではこの辺で。
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