疾患管理シリーズ『急性期脳梗塞』①
管理栄養士のmarinaです。保健指導の対象者で、過去に脳梗塞を発症した人とお会いしました。今はとても元気な方でしたが、発症後の定期的な検診を受けていませんでした。理由は、検診を受けても問題がないから、症状が何もないから。ということでしたが、いまいち説明に説得力が欠けてしまったため、理解を深めるためにまとめてみます。
脳梗塞とは、一言で言えば脳の血管が突然つまって血流が途絶え、脳の細胞が死んでしまう病気です。脳梗塞には血管のつまり方によって、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3種類があります。
【ラクナ梗塞】脳の細い動脈が詰まる。脳梗塞は小さい。
【アテローム血栓性脳梗塞】太い血管が動脈硬化で細くなり詰まる。脳梗塞は中等度。
【心原性脳塞栓症】心臓にできた血栓が脳に流れて詰まる。脳梗塞は大きい。
“ラクナ”とは小さな空洞という意味があります。“アテローム”とは粥状硬化(じゅくじょうこうか)という意味があり、動脈硬化で変性することを指すようです。
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