疾患管理シリーズ『C型肝炎』⑤
管理栄養士のmarinaです。暑くて溶けそうです。こうしてみると、マンションで高層階になればなるほど暑く感じたりするのでしょうか・・冷房がなくても涼しい場所探そうとか思ったら、北上するしかないんですかね・・・
C型肝炎の治療方法について解説します。HCV抗体検査といって、先ずはウイルス感染の有無を調べる検査を行います。この検査は血液を数mlとるだけで済む簡単な検査です。健康診断で実施している場合もあります。とくに、1992年以前に大きな手術や輸血を受けた方、1994年以前にフィブリノゲン製剤、1988年以前に血液凝固因子製剤を使用された方、ご家族にHCV陽性者がいる方は、ウイルスのチェックが不十分だった可能性があると言われているため一生に一度は検査をしましょう。
HCV抗体陽性の場合、C型肝炎ウイルスに一度は感染したことを意味します。しかし、現在も持続感染をしている人と、治癒をしてウイルスのいない人も含まれます。そこで、次に精密検査として、HCV核酸増幅検査(HCV-RNA定量検査)という、血液中にC型肝炎ウイルス遺伝子があるかどうかを調べる検査を行います。これが陽性だと、現在C型肝炎ウイルスに感染していることを意味します。
さらに、C型肝炎ウイルスの型を調べるセログループあるいはゲノタイプを測定し、これらを組み合わせて治療方法の選択や治療効果の予測をします。HCV感染後自然に排除された方や抗ウイルス治療で治癒した方では、HCV核酸増幅検査(HCV-RNA定量検査)は陰性となりますが、HCV抗体検査は長期間にわたって陽性が持続します。
それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ
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