疾患管理シリーズ『C型肝炎』③

2020-08-10

 管理栄養士のmarinaです。暑い~ですね。凄く、暑いです。川で溺れた人の話を聞きましたが、年齢が若いので驚きました。毎年川遊びで亡くなる方が居ますね・・・残念です。

 C型肝炎になった時の症状について解説します。肝臓は「沈黙の臓器」とか「忍耐の臓器」などと言われており、C型肝炎も慢性肝炎(一番初期)の段階では、殆どの人で自覚症状がありません。自覚症状と言っても、何となく体がだるい、疲れやすい、食欲がわかない、といった症状でほかの病気でもみられるような症状の場合も多いです。
 また、自覚症状がないまま肝硬変に進行した患者さん、肝がんができても症状がでない患者さんもいます。血液検査を受けて、初めてC型肝炎の罹患が判明することや、すでに肝硬変になってしまってから分かることも多々あります。

 慢性肝炎が肝硬変まで進行すると、手掌紅斑と言って手のひらが赤くなってきたり、黄疸と言ってからだが黄色くなる症状が出たり、むくみ(浮腫)が出たり、腹水と言ってお腹に水がたまったり(妊婦さんのようにお腹が膨らむ)ことがあります。さらに鼻血などが出やすい、出血が止まりにくいといった症状がみられることもあります。 
 また、肝がんを合併しても初期は殆どが無症状です。さらに肝がんが進行すると、腹痛や発熱などの症状がみられることがあります。それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ

参考:国立研究開発法人 国立国政医療センター 肝炎情報センター