生活習慣改善シリーズ『脂肪肝』⑦
管理栄養士のmarinaです。夏と冬だと、夏の方が好きです。皆さんはどうですか?ただ、最近は電車に乗っている時間が長くて、肉の気持ちが分かりますね・・・凄く冷えます。冷えるという事は、皮下脂肪が沢山あるってことなんですけどね( ̄▽ ̄;) さて。本日が本当の最後で、脂肪肝について解説します!
脂肪肝は肝硬変まで進行してしまうと、C型肝炎による肝硬変の生存率と同等で、5年生存率が75%前後です。これは、大腸がんのステージ3aと同等です。つまり、肝硬変まで進行すると、予後が悪いということです。
NAFLD(非アルコール性脂肪肝)やNASH(非アルコール性脂肪肝炎)の治療について、体重減少や運動療法が有効です。減量と節酒(NASHでは禁煙すること!!)が最重要課題になります。
研究の中には、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の患者が肥満手術を受けたところ、85%の患者でNASHが消退し、NASHが消退しなかった患者は体重減少が小さかった人でした。低脂肪、低カロリー食と週200分の歩行という介入にて10%以上の減量ができると、NASHは90%が消退しました。ここでも、肥満の影響はとても大きいですね。
脂肪肝を指摘されたら、早急に減量や飲酒についての改善を行い、少しでも肝臓への負担を減らすことが必要ですね。ただ、肝臓は臓器として痛みが出たり、例えば皮膚の色が変わったり、そういった変化が分かりません。変化が見えないとモチベーションが下がってしまったり、治療を継続していく気持ちにならない事が出てくるかもしれません。そんなときは、管理栄養士や看護師さん等の医療スタッフと相談したり、血液検査値や体液量測定等で脂肪肝の程度の変化を確認できると良いですよね。それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ
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