生活習慣改善シリーズ『脂肪肝』⑥

 管理栄養士のmarinaです。あれ、まだ水曜日?あれ、あと2日残っている?体力は残っていない・・ということで、久しぶりに今朝は寝坊しました(笑)やーよく眠れたなあって思ったんですよね(笑) 電車1本遅れても、まだ間に合う時間でよかったです( ̄▽ ̄;) さて本日が、脂肪肝シリーズの最終回になります!

 脂肪肝の改善方法についてです。運動強度についてこんな実験がありました。対象者を2グループに分けて、1年間の中で、前半は中等度の運動(早歩き150分/週)を行い、後半は高強度の運動(ジョギング150分/週)を行ったグループ。もう一つは、前半は高強度の運動(ジョギング150分/週)行い、後半は中等度の運動(早歩き150分/週)を行ったグループです。内臓脂肪がより減少したのは、高強度の運動を行った後に中等度の運動をしたグループでした。しかし、肝臓内の脂肪は、2つのグループともに同程度の減少を認めていました。このことから、継続して運動習慣を作う事が大切であることが言えるのではないでしょうか。

 食事内容についてです。危険因子となるのは、総エネルギー、単純糖質、果糖飲料、肉類、脂質(飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸、コレステロール)です。これらは、過去のブログでも解説している単語なので、ひとつひとつは省略しますが・・・。摂取不足とされているのは、食物繊維、魚類、n-3系脂肪酸、ビタミンB、ビタミンCです。
 人工甘味料も肝臓の脂肪酸合成を高めるとされています。他にも、パーム油摂取で肝障害が惹起される報告があります。また、飲酒は適量以下であっても、発症や進展の原因となり得るため、個人差が大きいと言えます。それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ