生活習慣改善シリーズ『脂肪肝』③
管理栄養士のmarinaです。やっと梅雨明けでしたね~。最近は暑さとマスクのせいで、顔に吹き出物が出来てしまっています。皮膚科に行かなければ・・と思いつつ、やっと今日行ってきました。
さて本題です。今日も脂肪肝についてデス。脂肪肝の原因は、肥満や体重増加が最大リスクと言われています。肥満者ほど脂肪肝の罹患率は高くなりますが、非肥満者でも脂肪肝がある方もいます。
特に、日本人は欧米人と比較して、太るとすぐ脂肪肝になりやすいです。BMIと脂肪肝の関係について、肥満がなくても脂肪肝の方は多いと言われています。日本人は脂肪肝になりやすく、働く男性の中では40%以上が脂肪肝と言われています。有意差(統計的に差があると言える)は出ていますが、BMIから脂肪肝の有無を判断することは困難です。
脂肪肝の原因の一つであるアルコールについて、アルコールに含まれているアセトアルデヒドが有害物質と言われ、慢性的な飲酒で薬物代謝異常を増加させてしまいます。
飲酒すると、エタノール⇒ADH(日本時の90%が高活性型)⇒アセトアルデヒド(有害)⇒ALDH2(日本人の約半数が低活性型)⇒酢酸(無害)に変化します。
アルコールには、細胞傷害作用や脂肪蓄積作用があります。慢性的に飲酒すると、ADHやALDH2は増加しませんが、MEOSという物質は増加します。MEOSは、アルコール等を代謝する際に必要な要素ですが、これが増えることで補酵素のバランス変化が生じ、代謝的に不利な働きが出てきます。
飲酒は、毎日3合を5年以上だとアルコール性脂肪肝リスクが極めて大きく、毎日5合を10年以上では肝硬変リスクが高いと言われています。それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ
最近のコメント