生活習慣改善シリーズ『脂肪肝』②

管理栄養士のmarinaです。本日も脂肪肝について解説します!7月が終わってしまいました・・・!あっという間でしたね。夏休みまで、もうひと踏ん張りデス!

 

 脂肪肝には、アルコールの有無等の条件に従って、いくつかの分類に分けられます。アルコール性脂肪肝(ALD)や重症型のアルコール性脂肪肝炎(ASH)と、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)や重症型の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に分かれ、これらが肝硬変や肝細胞がんや肝不全に移行します。
 NAFLD(非アルコール性脂肪肝)は、肝障害の明らかな原因がなく、飲酒習慣が20g/日以下にも関わらずアルコール性肝障害に類似した肝組織像を示す肝障害の総称です。

 日本の罹患率の推移として、1980~90年代に急激に増加し、特に男性が多くなりました。脂肪肝による併発疾患(生活習慣病や心血管疾患)の増加も背景に隠れています。

 日本人のNAFLD(非アルコール性脂肪肝)の実態について、肝疾患や20g/日以上の飲酒者を除いて検証したところ、男性は30代から増加し、女性は50~60代で多いことが分かりました。しかしこの結果は、適量以上の飲酒者は除外されているため、実際は30~60代男性では有病率がもっと高いのではと思われています。

 それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ