生活習慣改善シリーズ『尿酸値』③

 管理栄養士のmarinaです。雨だったので傘を持って家を出ましたが、電車を降りたら荷物が軽くなっていました。 

 今回は、尿酸値について取り上げます。いよいよ本題ですね。プリン体の摂取量が増えると尿酸値は上昇します。

 プリン体の摂取の改善には、食品にどの程度含まれるかよりも実際に日常的に摂取する量に着目する必要があります。例えば、プリン体をとても多く含む食品(レバー・魚の干物・マイワシなど)でも、摂取頻度が低い場合の影響は小さくなります。
 逆に、プリン体をある程度含む食品は(肉類や魚介類は単位当たりでみるとそれほど多くないですが)、日常的に1食の量が多いと尿酸値が上昇してしまいます。

 ちなみに、卵と牛乳はプリン体がゼロです。むしろ、乳製品に含まれるたんぱく質のカゼインは、尿酸の排泄を増やす働きがあります。これらは、尿酸値を上昇させてしまいやすい、肉や魚の代替食品となる可能性があります。野菜(カリフラワーやブロッコリーなど)にもやや多い種類がありますが、これらの食品は尿酸値をそんなに上昇させないと言えるでしょう。理由は、プリン体は水溶性なので、プリン体を含む食品でも調理で低減することができるからです。

 それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ