生活習慣改善シリーズ『糖尿病』①

 管理栄養士のmarinaです。七夕でしたね。今年はコロナの影響で、近くの七夕祭りは中止になったと聞きました。雨が降っていたので、再開の涙ですかね・・・九州では災害が発生し、関東でも時折大雨になっており、かなり天気が荒れています。

 今回からは、糖尿病(高血糖)について取り上げます。まず最初に、補足すると・・・高血糖と聞いて、糖質制限を始める方を見かけます。確かに、糖が高い=糖質を控えるという考えかな?と思うのですが、実は炭水化物はある程度食べた方が良いのです。

 専門用語を使うと、炭水化物エネルギー比50%は確保すべきです。食事のエネルギーの半分はご飯にすべきなのです。とは言ってもイメージ付きにくいかもしれません。食事でご飯1膳位は食べた方が良いということです。(たまに白米大好きで殆どご飯でおかずちょっと、という人がいますが炭水化物の摂りすぎも良くないです・・。)

 話がそれましたが、炭水化物を食べた方が良い理由は、脳と赤血球はブドウ糖しかエネルギーとして使えないことが挙げられます。糖質制限をすると脂質(特に飽和脂肪酸)が増えやすくなります。飽和脂肪酸の摂取量が増えることで、心疾患のリスクが増大します。また、筋肉に蓄えられているグリコーゲンの貯蓄も減少するため、活動量が低下しやすく、糖質の少ない食事をすると次の食事で血糖値が急上昇するため、からだへの負担が大きくなります。したがって、炭水化物を減らし過ぎないことに加え、3食で均等にとることが重要になります。