生活習慣改善シリーズ『高血圧症』④

 管理栄養士のmarinaです。面談連続でやると達成感がありますね・・・ただ、疲労感がすごいので、帰ってきて何もやる気が出ません(笑)

 今回のシリーズは、高血圧について取り上げたいと思います。血圧をあげる一番の要因は、肥満です。そのため、肥満があれば肥満の改善を優先します。肥満がない場合は、ナトリウムとカリウムのバランスが最も影響します。あとで説明されますが、ナトリウムは食塩に含まれています。食塩が多いと血圧があがる、というのは想像しやすいのではないでしょうか。
 そして、アルコールも血圧を上げる要因になります。飲酒量が多い人ほど、節酒による血圧低下は大きいと言われます。定期的な有酸素運動も、血圧低下に有効とされているため、適度な運動が望ましいでしょう。

 さて、食塩の摂りすぎに気をつけましょうと書いていましたが、食塩を気にしていては、食べたいものが食べられない・・なんて思われては困りますので、解決策を提案します。

 一番手っ取り早いのは、日本人の食塩摂取原因は調味料になるため、調味料を減塩に変えてしまうことです。今では、醤油、味噌、出汁の素、さらに食塩までナトリウムカットの商品が登場しているので、色々な商品を選ぶことができるのではないでしょうか。
 ※ナトリウムカットの食塩は、代わりにカリウムが添加されています。腎機能が低下している人は、カリウムの摂取には注意しましょう。

 ふたつめは、出汁を使うことです。鰹節、煮干し、昆布、といった出汁をうまく使ってみましょう。出汁には食塩が含まれていても少量になるため、気にしなくてよいでしょう。更に、出汁をしっかり使うことで味噌や醤油といった味付けを薄くしても、薄いと感じなくなります。不思議な力ですが、出汁に含まれるうまみ成分が、このような効果をもたらしてくれます。

 長くなるので今日はこの辺で!またお会いしましょう(´っ・ω・)っ