生活習慣改善シリーズ『高血圧症』②
管理栄養士のmarinaです。蒸し暑いですね・・・猛ダッシュで歩いていたら、汗でメイクが全て流れ落ちました(笑) マスクがあるから良いものの、ひどかった・・・時間に余裕を持たなくてはと思います(いつも)。
今回のシリーズは、高血圧について取り上げたいと思います。血圧をあげる一番の要因は、肥満です。そのため、肥満があれば肥満の改善を優先します。肥満がない場合は、ナトリウムとカリウムのバランスが最も影響します。あとで説明されますが、ナトリウムは食塩に含まれています。食塩が多いと血圧があがる、というのは想像しやすいのではないでしょうか。
そして、アルコールも血圧を上げる要因になります。飲酒量が多い人ほど、節酒による血圧低下は大きいと言われます。定期的な有酸素運動も、血圧低下に有効とされているため、適度な運動が望ましいでしょう。
今日は、ナトリウムについてです。高血圧者でも正常血圧者でも減塩の程度が大きいほど、血圧低下は大きいと言われています(反応する程度はひとによりますが)。
では、なぜナトリウム(食塩)を控えることが重要と言われているかというと・・・ナトリウムは水分を引きつけるため、ナトリウム摂取により細胞外液量が増えるからです。体内の水分(血液量)が増えることで、それを体内に循環させるために、血圧が上昇するようになります。同じ理由で肥満になると、体内の水分(血液量)が増えるため、血圧が上昇します。
食塩以外からとるナトリウム摂取にも注意が必要です。血圧に影響するのは、食塩中のナトリウムのみですが、食塩でとる場合は塩味を感じることができます。しかし、調味料や添加物でとる場合は、味覚で感じられないことが多いです。例えば、コンビニ弁当や総菜、加工食品にも多く使われているため、食品表示に調味料(グルタミン酸ナトリウム)、乳化剤(カゼインナトリウム)、PH調整剤(酢酸ナトリウム)等の記載があれば、ナトリウムを摂取しています。こうしたコンビニ総菜や加工食品の利用頻度が高い場合は、合わせて注意が必要です。
それではこの辺で。またお会いしましょう(´っ・ω・)っ
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