生活習慣改善シリーズ『肥満』④

 管理栄養士のmarinaです。本日は在宅にて報告書の作成を進めていました。中々終わらず苦戦しましたが、力がついたような気がします。ですが、まだまだ道は長い・・・ぐぬぬぬ。

 シリーズの最初に、肥満改善のステップとしては大きく2つあり、消費と摂取のエネルギーバランスが大事だと書きました。前回の続きで、今回は摂取エネルギーを下げる方法について書きます。

 摂取エネルギーを下げる2番目の方法は、単純糖質+脂質の組合せ食品(菓子・菓子パンなど)を減らすことです。 脂質は1g当たりのカロリーが高いため(脂質1gで9kcalあります。ちなみに、炭水化物とたんぱく質は1g で4kcalです。)、脂質の多い食品は高カロリーになります。  

 更に、糖質と脂質の組合せが、脂肪合成につながりやすいと言われています。 単純糖質をとり、血糖値が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが分泌されます。インスリンの分泌に合わせて、脂肪細胞では脂肪の取り込みが盛んになるため、一 緒にとった脂質は体脂肪として合成されやすくなります。
 ここで出てきた単純糖質とは、ブドウ糖や果糖の単糖類や、砂糖や乳糖の少糖類などの糖質です。名前の通りと言いますか、簡単に分解できるので吸収が早い種類になります。補足ですが、複合糖質もあります。こちらは、 穀類やイモ類、豆類に含まれるでんぷんが代表的です。 複合糖質は、消化と吸収の間に単純糖質への分解されるため、吸収に時間がかかります。

 もし、脂質の多い菓子(洋菓子・菓子パン・スナック菓子・ポテトフライなど)を食べる習慣があれば、これらを減らすことから始めてみましょう。体重増加している人の中には、食べることが習慣化してしまい、食べている事実が記憶に残らないひともいました(実話です)。まずは、自分の食生活を見直していきましょう!

 それではこの辺で!またお会いしましょう(´っ・ω・)っ