ループス腎炎について解説します
管理栄養士のmarinaです。保健指導のアポ取りでミスがあり、色々な人にご迷惑をおかけしています。もう一度、基礎的なことを勉強しなおしたところ、とっても頭の中が整理されたように感じます。
さて、本日も全身性エリトマトーデス(以下SLE)の続きです。治療方法としては、ステロイドが使われることが多いようですがステロイドの作用には食欲増進があります。反対に、食欲不振が現れる場合はSLEで起こる臓器障害で特に多いループス腎炎の症状のひとつのようです。
ループス腎炎は、腎臓で血液をろ過するフィルターのような役割を果たしている糸球体に抗原と抗体からなる免疫複合体が沈着することによって炎症が起きている状態です。なんだか難しい響きですが、糸球体を攻撃してしまうという事で合っていますでしょうかね・・・ループス腎炎によって腎臓の機能が低下すると、最初は自覚症状がありませんが尿検査で異常がみられるようになります。さらに進行すると、足や顔などのむくみ、全身倦怠感、食欲不振が現れたり、高血圧や体内の老廃物を排泄することができなくなる腎不全の状態をきたすことがあります。
腎臓の主な機能は、血液をろ過して尿と必要な物質を体内に戻すという役割があります。血液をろ過する時に、不要な物質は尿として外に出します。その、ろ過するフィルターの役割が糸球体になります。その機能がうまく働かないとなると、本来は体にとって不要な物質が血液をめぐってしまいます。すると、体の中のpHバランスが保てず倦怠感や食欲不振に繋がります。詳しい説明は省略ですが・・・体の成分はある一定の範囲で、酸とアルカリ(pH)のバランスを保つ働きがあります。そのバランスが崩れると気持ち悪くなりますね。あれです、例えば悪いかもしれませんが、飲みすぎて吐いた時とかですかね。胃酸が外に出る≠酸が減る ので、これもバランスが崩れた状態です。
更に、ナトリウムは体の中で水分を保つ働きがありますが、このナトリウムをろ過して外に出せない場合や、尿を作れないこともむくみに繋がります。理由は、ナトリウムが水分を保ったまま体の中にとどまってしまうからです。それではまたお会いしましょう(´っ・ω・)っ
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