保健指導を受けないデメリットを解説します

 管理栄養士のmarinaです。今年はコロナの影響で、保健指導の日程がうしろにズレこんでいます。支援開始した地域もありますが、全てをこなすのは難しいところですよね・・。私も今週からぼちぼち出勤ですが、初回面談を行わず、継続支援のみ行うと決定した健保組合もありました。健診も時期がずれるので、直ぐには実施ができなくなりますね・・。

 後期高齢者医療制度を聞いたことがありますか?75歳以上を対象とした独立した医療制度で、患者負担以外の部分は、高齢者の保険料と、国などからの公費、共済組合等が負担する「後期高齢者支援金」によって賄われています。この高齢者支援金は、保健指導の実施率や、特定検査の実施率によって、支払う額が決まっています。単純に言えば、保健指導の実施率が低い場合は、支払う額が多くなるということです。

 特定健診・保健指導は、保険者の法定義務となっていますが、2023年度までに全保険者の保健指導の実施率目標45%を達成するため、特に加算の対象範囲と加算率が大幅に見直されました。

 こうすることで、特定健診の受診率が上がって、高齢者が使用する医療費の抑制に繋がると考えられています。要は、ピンピンコロリの高齢者を増やしたいということですよね。そのために若いうちから健康を~と言われていますが、働いている若い世代は『そんな知ったこっちゃない』と、言う感じですね。仕事の時間がとられてしまったり、関心が低いですよね・・・。悩ましいところです。

 健保組合からお金が出ていくとなれば、給料から引かれる保険料も高くなる可能性があります。ただ、実際にはどうなんでしょうか。保健指導の実施率が低くて、保険料も高くなった!!と、影響がある健保組合もあるのでしょうか。元々高い値段で徴収しているから変化ない?とかもあるんですかね。その辺の事情はよく分からないです・・・が、いずれにせよ保健指導は自分の意識改善にはメリットだと思うのですが。中々伝わらないのが悲しいですね。それではまたお会いしましょう( ˘ω˘ )