塩と食塩の違いについて解説します
管理栄養士のmarinaです。突然ですが。栄養指導だとか、食品栄養成分表示(パッケージに書いてある栄養表示)では、『食塩摂取』とか、『食塩量』とか、『食塩』という表記を使います。ですが、『塩』は使いません。もしかして、私だけなのかもしれませんが、何故でしょうか???あまり理由ははっきりわかっていませんでしたが、栄養指導の報告書で塩を〇g摂取など、『塩』と書くと修正が入りました。
今更ながら、その理由を想像してみました・・・塩(しお)は、塩化ナトリウム(Nacl)を主な成分としますが、化学で塩と書くと(えん)と読んで酸塩基反応で、イオン結合した化合物(詳細は省略します!)も該当するから・・・かな、と勝手に想像しました。
調べてみると、食用塩構成取引協議会という団体を見つけました。その定義は、『「食用塩」とは、塩化ナトリウムの含有量が100分の40以上の固形物であり、一般消費者向けに食用として販売されるものをいう。』でした。
追加ですが、『規定する食用塩に含まれるもので、塩化ナトリウム以外のものは、海水組成物(カリウム、マグネシウム及びカルシウムの塩化物及び硫酸塩、ナトリウムの硫酸塩等)、食品添加物、成型用でんぷん及び海藻抽出物とする。』とも書かれていました。2017年9月に一部改正された食品表示基準に合わせるために変更があり、食品表示基準と同じ猶予期間(2022年3月末日まで)が設けられているようです。
更に名称について『「塩」又は「食塩」と表示すること。』と記載があるので、塩でも定義的にはOKのようでした。と、いうことは・・・塩でも良いんではないか!?なんで食塩にこだわっているのでしょうか?
もう少し調べると、一般社団法人 日本塩工業会 のホームページを見つけました。そこでは『日本で海水からつくられている塩を大別すると、特級塩、食塩、並塩、白塩の4つの種類があります。食塩は家庭用小物としても販売されますが、あとは業務用に使われています。』細かいことは省きますが、要は食塩と言えば家庭で消費されているモノを指しますが、塩だと家庭用以外の幅広いものモノを指していますね。
これが、疑問に対する回答ですかね・・・ちょっと曖昧な気もしますが(笑)これを理由だと、思ってみます。当時は会社で食塩と書くよう教わった先輩に聞けませんでしたね~。中々、聞くのも怖いというか。調べてから聞いてって感じのスタンスだったので(当たり前かもしれませんが)、それが重なると聞きたい事を忘れてしまうというか。聞くよりも理解せず、機械的に覚えるようにしてしまっていましたね。今思い返せば、自分の能力以上の仕事量になっていたので、日々謀殺されてしまっていたように思います。それではまた今度( ˘ω˘ )
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