HbA1cについて解説します
管理栄養士のmarina です。いまさらですが、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は糖尿病の診断や治療状況の判断に使われる検査値です。よく言われる説明としては『過去1~2か月の平均血糖値を表しています』ですかね。この表現はよく聞くのですが、ふと疑問がありました。
『血糖値の乱高下した状態でも、HbA1cは高いと聞くのは何故か?』です。このような説明をしていたのにも関わらず、その背景をしっかり理解していなかったのはごめんなさいですね。
かみ砕くと、血糖値が下がった状態が続けば、HbA1cも下がるのか?と思ったんですね。ちょっと自分自身の疑問が伝わりにくいかもしれないですね。
HbA1cは、ヘモグロビン(Hb)という血液中の赤血球に含まれるたんぱく質に、血液中の糖が結び付いた糖化たんぱく質です。というと、難しく聞こえますが。血糖値が高いと、血液中で糖がヘモグロビンに結び付く量が増えるので、HbA1cが高くなります。
それで、私が知りたかった情報はこちらでした。『いったん糖化(糖が結び付いた)したヘモグロビンは赤血球の寿命が尽きるまで元には戻りません。』と、いうことで・・血糖値が乱高下している状態だと、血糖値が高い状態で糖化したヘモグロビンが増えるので、HbA1cも高くなるってことですね。言ってしまえば過去1~2か月の中で、短期間でも血糖値が高い状態があったらHbA1cは上がる場合があるってことですよね。血糖値が下がっている状態では、ヘモグロビンの糖化が外れる訳ではないので、HbA1cが下がることはないんですね。
中々、知っているようで知らないことが多いです。気付いた時に調べないと、なので今後も疑問はすぐに調べようと思います。今回はクリニックさんのコラムを参考にさせて頂きました。分かりやすく解説されていたので、疑問がすぐに解決しました。それではまたお会いしましょう( ˘ω˘ )
参考
・ 鈴木内科糖尿病クリニック 【コラム】ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)について
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