スロートレーニングについて解説します

 管理栄養士のmarinaです。今日は、カミナリがごろごろしていますね・・お昼ごろまでは、あんなに良いお天気だったのに。自宅では、どんなことをして過ごしていますか?運動が中々できない環境かと思いますが、こんな時にはスロートレーニングがおすすめですよ。

 スロートレーニングとは、筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動のひとつの方法です。ここで出てくる「レジスタンス運動」とは、筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動を指します。一般的なイメージとしては、スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操などが分かりやすいかもしれません。
 比較的軽めの負荷であっても、ゆっくりと動作することで大きな筋肥大・筋力増強効果を得ることができます。関節や筋肉にかかる負荷が小さいことから、安全に行える効果的なレジスタンス運動として期待されています。

 スロートレーニングではいろいろな動作方法が提唱されていますが、 「3~5秒程度かけてあげて、3~5秒かけて下げる」 という動作が一般的です。さらに肘や膝を伸ばしきって休まないノンロックという動作と組み合わせることで、より厳密に筋発揮張力を維持することができます。スクワットなら立ち上がり切らずに再びしゃがみ込む、腕立て伏せなら腕を伸ばしきらずに再び腕を曲げるという動作の仕方です。
 これをゆっくり時間をかけて行うことで、意外と強度があがるってことですよね・・・思っていたよりもきついかもしれませんね。

 このように負荷重量が比較的小さくても大きな効果が得られるスロートレーニングには、自体重を用いた手軽に行えるトレーニングでも大きな効果が期待され、腱や関節への負担が小さく整形外科的な傷害のリスクが小さいというメリットがあります。
 場所を選ばずにできるので、ふと思い出した時に取り組める手軽さも良いですね。こうしたトレーニング系は、塵も積もれば山となる、ということで積み重ねが大切ですね。私も見習わなければ・・・です。

毎週(月)21:00~ お待ちしています!

参考 : e-ヘルスネット