甲状腺エコー検査について解説します
皆さん、こんばんは!管理栄養士のmarinaです。暖かいというより、暑い一日でした。本日は自宅BBQしましたが、暑さにやられて体力を消耗しました。人と喋るっていうこと自体が体力を消耗しますよね、普段静かに過ごしていたので・・通勤が始まると、かなり疲労感が増えそうです。
今日はちょっと色が違いますが、甲状腺エコー検査についてお伝えします。私がずっとボランティアで関わっている社会団体がありますが、2011年の福島原発事故以降に発足されました。活動内容は、保養プロジェクトをメインに、福島県楢葉町への児童館支援や、震災イベント参加等を行っています。つい先日は、私が甲状腺エコー検査にスタッフ参加をさせて頂きました。Twitterも更新しているので良ければ御覧くださいね。
エコー(超音波)とは、空気を通さない特徴があり、体と機械の密着度を上げるために甲状腺付近にゼリーをつけます。人の耳には聞こえない音を体に当てて、体内の組織からはね返ってきた音(エコー・こだま)を画像にします。基本的に痛みを感じず、被ばくもありません。検査時間は、問診票記入などの手続きに約20分、検査時間は約5分で、終了後のアンケートを含めても30分程度です。
検査終了後に返却される報告書には、総合所見やのう胞と結節(しこり)の検査結果が記載されています。のう胞は、中に液体の溜まった袋状のものです。通常は球状の形で小さいものは触っても分かりません。一般的に痛みがなく、ほとんどが良性です。多くの子どもに見られ、数よりも大きさを重視します。
結節は、大きさだけでなく形状も見ていきます。良性疑いの場合は心配ありませんが、悪性の疑いがある場合は精密検査を勧めます。結節に細い針を刺して細胞を取り、顕微鏡でその性質を判断する細胞診検査などで判定します。
甲状腺は首の前方「のどぼとけ」のすぐ下にあり、蝶が羽を広げたような形です。大きさは縦約4cmで重さは大人でも20g以下と小さいですが、体に必要なホルモン(女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど)が作られています。ホルモンは体内の活動を調整し、細胞や組織の発育に関わります。甲状腺はそうしたホルモンを作る臓器のひとつで、海藻などに含まれるヨウ素が材料です。
被ばくによる小児甲状腺がんは、時間が経ってから現れる場合があります。震災当時は空気中に放出された放射能を吸いこみ、内部被ばくをすることになりました。特に、放射性ヨウ素(ヨウ素131)は甲状腺に取り組まれることから、今後も長期に経過を見守っていく事が必要と思います。
それでは、またお会いしましょう( ˘ω˘ )♪
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