乙類焼酎と甲類焼酎を解説します

 管理栄養士のmarinaです。昨日はお酒の種類を大きく3つ解説しました。次は、焼酎の分類についてです。焼酎には甲類焼酎と乙類焼酎があります。国家試験みたいな内容なので、覚えなくても良さそうですが・・自分のためにまとめてみます。

まずは、乙類焼酎

 単式蒸留(1度の原料投入で、1度のみ蒸留を行う方法)で仕込んだ、アルコール度数45%以下のものです。これは、日本で古くから行われてきた方法で、原料は麦・芋・米・そば等があります。「乙類焼酎」の名称の他、「単式蒸留焼酎」または「本格焼酎・泡盛」とも呼ばれています。一度しか蒸留できず大量に造ることができないため、甲類よりも価格は上がります。

 ここで出た「本格焼酎」には、以下条件をクリアする必要があるそうです。
〇 日本で古くから行われてきた単式蒸溜で仕込む
〇 「米や麦などの穀類」「芋類」「清酒粕」「黒糖」の4品目、または国税庁長官が定める49品目の原料と麹を使用する
〇 水以外の添加物を一切使わない
 酒税法の違いで甲類と乙類がありますが、乙類と言われるとイメージが下がってしまう云々・・というエピソードを知り、確かに本格焼酎という名前だとイメージが良くなるなと感心してしまいました。

 乙類焼酎は、原料それぞれに由来する風味や味わいがあります。じっくり味わいたいのであれば、ストレート、ロック、水割り、お湯割りなど、シンプルな飲み方で。温冷で引き出される素材の風味や、口当たりの変化も特徴です。

もうひとつが、甲類焼酎

 連続式蒸留(原料を糖化して発酵して生まれる醪(もろみ)を連続的に蒸留する)で仕込んだ、アルコール度数36%未満のものです。1910年頃(明治43年)、英国から導入されたウイスキー造りなどに利用され、高純度アルコールの焼酎を指します。乙類焼酎と違い一度に大量に作ることができるため、価格がリーズナブルという特徴があります。

 甲類焼酎は、無色透明でピュアなクセのない味わいです。たとえば、焼酎を炭酸割りした「酎ハイ」のベースは甲類焼酎で、自分の好きな味わいにアレンジできるのも魅力です。

 以上デス!自分が酒を飲まないので、勉強してもすぐ忘れてしまうので見直しが必要ですね・・・ではまたお会いしましょう(=゚ω゚)ノ

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