野菜嫌いのひとへ管理栄養士からのアドバイス
管理栄養士のmairnaです。みなさん、いかがお過ごしですか?以前メモしたtweetを振り返ります。今日は、野菜嫌いのひとに対する考えです。
私の考えは・・
『食べられるモノを食べられれば良い』です。形や調理方法を変えてみて食べられる食材があればOKだと思います。無理に食べなくても生きていけると思うので、食べられる食材を食べてみましょう。ただ、野菜が不足すると、便秘になったり血糖値あがりやすい傾向があるので、食べ方というか食事の付き合い方には注意が必要そうです。例えば、便秘気味で食物繊維が不足していたら、粉末のファイバーを使っても良いと思います。生の野菜よりも高いので、コスパが悪いかと思いますが無理して食べてストレスになるより良いと思います。
苦手に感じる原因
原始時代、人は野や山にあるものを何でも食べていました。毒があるものや腐っているものは、酸味・苦味・無味であることが多かったため、人間は本能的にそれらの味が苦手な傾向にあります。
しかし、食べ続けているうちにそれらの味が毒でもなく腐っているわけではないと脳で理解し、舌が経験することで食べられるようになっていくのです。大事なのは、そこからどうやって野菜を好きになるかを考えることが大事です。
野菜に含まれている栄養素
主にはビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれており、人間に必要なものばかりです。これらが不足すると、風邪を引きやすくなったり、頭やお腹が痛くなったりといった体の不調に繋がります。特に子どもの場合、成長期は筋肉や骨など身体の基礎を作る時期で、身長や肌、髪の毛にも影響します。
実は体だけではなく、脳も成長しています。脳が成長しないと、記憶力や集中力などに影響します。野菜を食べてない子は体力もなく、集中力も続かない傾向にあり、栄養が足りていないから体が疲れてすぐに眠くなります。逆に小さい頃から野菜をよく食べていた子は、集中できる力があるので、勉強するくせがつきやすいという結果もあります。
子どもと大人の野菜克服方法
子どもの場合、心理的なアプローチ方法が有効です。子どもが食事を楽しみにするための方法として、「食事の準備を手伝ってもらうこと」が効果的。特に、自分がかかわった食事には子どもたちも食欲が出るので、家庭菜園で育てた野菜を収穫して料理を作ったり、下処理が有効なのではないでしょうか。
大人の場合、実は大人の野菜嫌いは直しやすいと言われています。子どもの頃と比べて、新鮮なものを見る目や舌(味覚)のレベルが上がっているので、食わず嫌いをせずに挑戦をオススメします。経験があるかもしれませんが、地方に旅行に行ったときに道の駅や直売所などに立ち寄って買った新鮮な野菜は、苦味や酸味などがないことに気づくはずです。苦手な野菜こそあえてとびきりいいものを食べてみると、これまでの意識が変わります。『酸味が少なくて甘みが強いトマトなら食べられる』『こういう調理をされていれば食べられる』でもいいです。その野菜が入っているからこそ美味しい料理を見つけてみましょう。
野菜を使った料理
今はカット野菜や、漬物などの加工した野菜も手に入りやすいです。もし、時間があれば、買った野菜を切って冷凍しておくと、調理ですぐに使えます。キャベツ、大根、ごぼう、にんじん、たまねぎなど比較的大きな野菜や、根菜などのもオススメです。汁物にすると簡単に野菜を摂れますね。
それから、キャベツ、セロリ、にんじん、きゅうりなどは、食べやすい大きさに切って保存袋やガラス瓶に入れ、塩や漬け物の素などを加えると、漬け物やピクルスにすることができます。漬物は一度作れば、その後は長く保存ができるのでご飯のお供にいかがでしょうか。
食事に関する疑問があればお知らせください( ˘ω˘ ) 毎週(月)にyoutubeで質問配信を行っていきます。
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