LIVE配信の回答(1/13) 首のヘルニアを解説します

2020-04-12

  皆さんこんにちは、管理栄養士のmarinaです! 本日は、21:00~上記youtubeの枠で、Q&A配信させて頂きます! 少しでも、管理栄養士が身近に感じられる人がいたら嬉しいのと、もし困っている方が入れば力になりたいので、気が向いたらお越しください( ˘ω˘ )  誰も来なくても、勝手に喋りますのでラジオ替わりにどうぞお付き合いくださると嬉しいです。

 さて、以前とは言っても去年ですね・・疑問に思ったことをTweetし、ブック―マークしたまま放置していたのでそろそろ手を付けます。

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頚椎椎間板ヘルニアとは

 これは、首周りに痛みを抱える病気です。 『頚椎( 頸椎)= 頭を支えるための骨 』 です。ナマケモノなど一部の例外を除き、人間やキリンを含むほとんどの哺乳類の頚椎は7つの骨で構成されています。首の骨が7つ無いと・・構造的に哺乳類ではない・・かも。
 『椎間板 』 は 骨と骨の間にはクッションの役割を果たします。 『ヘルニア』 は 身体の中の一部が、あるべき場所から出てきてしまった状態を「ヘルニア」と言います。椎間板以外にも出臍(でべそ)を専門的に言うと臍(さい)ヘルニアと言います。

 つまり、『首の骨』 の『クッション』 が『飛び出て』 神経を圧迫して痛みが出ている。というイメージです。これは、痛そう。

その原因は

 椎間板が飛び出してくる理由のひとつは、老化現象による機能の低下です。
 頚椎の間にある椎間板は、常に圧力のかかる状態にあります。そのため、体の中で最も早く老化が起こるとされます。そのため劣化が進んで、外側の膜に亀裂を起こした中身が飛び出して神経を圧迫し、痛みやしびれなどの症状を引き起こすのです。
 良い例えではありませんが、外を押されて中身が飛び出て神経を圧迫。うん・・痛い。

ちなみに頚椎の中には

 頚髄(脊髄)とよばれる神経組織が通っています。脳から手や肩に向けて送られる信号は全てこの頚髄(脊髄)を通して届けられます。 この神経が集まっている管には、人により広い・狭いがあります。管が狭い人は、小さなヘルニアでも症状が出やすく、広いと神経の逃げ道があり、症状は出にくくなります。
 実は、誰でも年齢とともに水分が減って弱ります。この椎間板の強弱には遺伝子との関連性も指摘されています。ヘルニアが起きたら、必ず痛みが出る訳ではありませんが少しでも異変があれば早めの対処をオススメします。

どのような症状が出るか

 軽度の場合、首の痛み、肩こり、軽い手のしびれなどを訴えます。徐々に首を反らす動きが制限されるようになり、腕や手に痛みが走ります。重症化してくると手や腕の感覚が無くなったり、握力を始め筋力が低下してきます。手先を使う作業が上手くできなくなり、場合によっては下半身にも症状が出現することもあります。

 下半身の症状としては、膀胱直腸障害(尿や便が出にくい)、逆に頻尿や失禁も。重症例では早期の治療が非常に重要ですので、注意が必要です。

対策はどうすればよいか

  激烈な症状や麻痺など重度のヘルニアである場合を除き、まずは保存療法(手術をしない)を選択するのが一般的になるので、姿勢を整える、同じ姿勢を長く続けたり、重い物を持つ等生活習慣の見直しが重要です。
 まず、肩に負担をかけるような動作や作業を控えるのがベストでしょう( 人間の頭部は非常に重たいため、猫背などの姿勢が崩れた状態は頚椎に大きな負担がかかります。強く首を反らしたり、衝撃を与えることを避けるのも重要です)。また、首こりや肩こり改善のためのセルフケアも有効。マッサージやストレッチなどで痛みやしびれを緩和する効果が見込まれます。

 では、本日21:00~Q&A配信を担当させて頂きますよ!ぜひ、お話しましょう。 もし、皆さまが食事等で気になっている事があればお知らせくださいね( ˘ω˘ )  ではまた!

毎週(月)21:00~ お待ちしています!