LIVE配信の回答(1/6) 耳の聞こえに良い栄養素を解説します

2020-04-12

 皆さんこんにちは、管理栄養士のmarinaです!1/6(月)に生放送Q&A配信をさせて頂きました。その中で、耳の聞こえに良い栄養素について質問を頂きました。この話題を、簡単に考察します。

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実は、耳の健康情報は少ない

 どうやら、耳に関して多くの疾患の原因がわからないそうです。例えば【突発性難聴 】 について、これは大音量にさらされたなどの状態から、片耳が突然聞こえなくなる症状です。しかし、これをMRIなどで検査をしても、耳に異常が見られる訳ではありません。同様にほかの疾患でも原因を突き止められることは殆どできないようです。

耳が聞こえにくい原因は

 耳が聞こえづらくなる最大の原因は「血流の悪化」のようです。この血流を悪くしている原因は、生活習慣です。アルコールやタバコなど、血液をドロドロにする習慣はもちろんですが、偏った食生活、そして運動不足なども原因として挙げられます。それを考えると、『老人性難聴』は、年をとったからなってしまうものではなく、生活習慣から起こる病気のひとつと言われています。

自律神経が大事

 自律神経というのは、 私たちが意識しないでも勝手に働いてくれている神経です。 内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整えてくれています。さらに、すべての内臓、全身の血管等を支配しています。この自律神経を生活習慣等の乱れによって、バランスが崩れると、体に痛みや不調が出てきます。

 食事と睡眠を決まった時間にすると生活リズムがとれて、自律神経のバランスも整いやすくなります。食事の面では1日3食、決まった時間に食べるのを基本にしましょう。

必要だと思われるのはビタミンB群

栄養素で考えられるのは、傷ついた神経の修復に役立つビタミンB群です。ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン(B3)、パントテン酸、葉酸、ビオチン)は聞きなれない種類を含めると、8種類あります。日常での摂取が少ない方は、積極的に摂取しましょう。 このビタミンは、食べ過ぎた分は体の外にでていきます。日々、蓄えられないので、一気に食べてしまうよりも、こまめに摂取することをオススメします。

 ビタミンB群を多く含む食材は、 たんぱく質等の他の栄養素と結合しています。代表的な食材は、豚肉・納豆・魚介類・レバーなど レバー、あさり、しじみ、さんまなどに多く含まれています。食事だけでビタミンを摂取することが難しい場合は、市販のビタミン剤を活用することも一つの方法です。

中医学では

  中医学は、中国の伝統医学のことを指します( 上記の話はどちらかというと、西洋・ヨーロッパで発展した医学の考え方に基づいています)。
 考え方として、耳と腎臓は繋がっていると考えるそうです。冬は特に腎臓を傷めやすい時期で、耳鳴りやめまいに悩む方が多くなります。その腎臓を補う食べ物は「黒い食べ物」が良いと言われ、しいたけ、しめじ、黒きくらげ、黒豆…等が良いそうです。
 こちらは、おおたけゆりえ さんから情報を頂きました。面白い考え方です!

  もし、皆さまも食事等で気になっている事があればお知らせください( ˘ω˘ ) ではまた!

毎週(月)21:00~ お待ちしています!